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 スタッフのつぶやき
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本気の優勝宣言
 決勝進出を賭けたアメリカ戦。そして銅メダルを賭けたドイツ戦。最後の2試合に勝てなかったことが、ちょっぴり残念でした。ただ、私の「残念」は「何かの間違いでいいからメダルを持ち帰らせてあげたかった」というレベルであり、いっぽうで充足感もあります。言わば、腹八分目の北京五輪。

 でも、実際、ピッチでゲームをやっていた選手たちは、メダルを現実の目標として捉え、それを達成できなかった悔しさもあるようです。アルビレックス新潟レディース戦終了後、福元美穂選手とともに、岡山湯郷Belleのファンへ挨拶を行った宮間あや選手は、真っ先にこう言いました。

「北京五輪で優勝するために頑張ってきたんですけれども、その夢を叶えることはできませんでした」

 日頃から「どんなに大きなトーナメントであっても優勝を目指し、どんな強敵との試合であっても勝利を目指す」と広言して憚りません。それが大言壮語やリップサービスに聞こえない。目標達成のため、持てる力の全てを出し尽くしているからです。夢破れた時にも「仕方ないよ。あそこまでやったんだから」と周囲が納得できるのです。

 さて、そんな宮間選手にも五輪のエピソードをいくつか披露してもらいました。

 ニュージーランド戦でPKを決めた時も、ノルウェー戦で先制点を奪われた時も、すぐにセンターサークルへボールを戻そうとした宮間選手。ニュージーランド戦で澤選手のゴールをアシストした時に抱き合って喜んでいたのは、もう一度チームの士気を高めるためだったようです。

 だから「喜んでいる時に誰もボールを取りに行かなかったのはどうなんですか?」と尋ねると「うーん……。まあ、そうかもしれませんけれどね」。そうは言いながらも、納得がいかない顔つき。もちろん、あの部分を切り取って「喜んでいたのは『引き分けでもよし』と思っていた証拠」と捉えられるのは心外なようです。

「最後までゴールを狙って攻めていたところを見てもらえば、『引き分けでよし』と考えている選手なんて、ひとりもいなかったことは、わかってもらえると思います」

 実際、最後の決定機は、阪口夢穂選手のヘディングシュート。アーリークロスをゴール前で合わせるところまで、ボランチが上がってきていたわけですからね。

 アメリカ戦以後、巻かなくなった足の包帯については「包帯をするのも嫌だったし、それを相手に見られるのも嫌だった。だからドクターに頼んで取ってもらいました」。

 もうひとつ、3位決定戦後の「アメリカやドイツはチームがひとつになっていた」というコメントについて。その真意は「『日本がバラバラだった』ということではなく、『アメリカやドイツのひとつと日本のひとつではレベルが違った』ということ。日本チームはその段階でできることを全員がやっていたと思いますけれども、メダルをとるためには、もう一段上のひとつになる必要があった。それがわかったということです」。



「サッカーは止める、蹴るだけじゃない。チームがひとつになることが大切」と再確認し、これを湯郷Belleのチームメートに還元しようと努める宮間選手。2年ぶりのAクラスへ向けて全力を尽くします。

 もっとも、本人は本気で優勝を狙っていると思いますが……。


西森彰
| オリンピック | 23:14 | comments(4) | trackbacks(0)
ノルウェー戦こぼれ話
 三木防災競技場の試合後、原歩選手にノルウェー戦の話を聞きました。

 あのゲームの終盤、背中を出したまま倒れている相手選手へ駆け寄り、ユニフォームをそっと戻してあげた原選手の仕草が話題になりました。

「まず、相手の選手を倒したのが私だという自覚はあったんです。結構、強烈な衝突だったんで、プレーが切れる前から心配していたんですよね。で、プレーが切れたので彼女のところに戻って見ると、衝突した痛みのせいだと思うんですが、背中を出したまま、ピクリとも動いていない。『私が倒したんだし、こりゃちゃんと直してあげなくちゃ』と思いました。ええ、ちょっと責任感じていました(笑)」

 その様子がNHK総合の生中継でお茶の間に配信され、「なでしこらしさの象徴」として新聞の読者投稿欄にも取り上げられたわけなんですね。



 この日はちょっぴりサッカーの神様に意地悪された原選手ですが、また、素晴らしいプレーを、なでしこらしさを発揮してくれることでしょう。


西森彰
| オリンピック | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0)
優勝はアメリカです。
ドイツとの3位決定戦がアップされました。

 北京五輪女子サッカーの優勝はアメリカです。延長戦の末にブラジルを下しました。ブラジルは、本当に優勝と縁がない国ですね。

 ヘアバンドに、アビー・ワンバック選手の「20」を刻んでいたカイ選手をはじめ、アメリカチームの仲間たちは、出場できなかったエースに最高のお土産を持ち帰ることになりました。
| オリンピック | 05:32 | comments(0) | trackbacks(0)
世界4位、おめでとう。
 世界4位、おめでとう。

 その他にかける言葉がありません。だいぶ離れて「ごめんなさい。」ですね。



 大会が始まる前、組分けが決まった時点で「メダルは現実的な目標」と書きました。確かに現実的な目標とは思っていましたが、それは「全てが上手くいっての話」と思っていました。壮行試合を終えたあとの佐々木監督の「一番下のメダルなら5、60%」という台詞も、景気づけにはちょうどいいくらいに聞いていました。

 でも、そうじゃなかった。

 なでしこジャパンは、何かひとつが上手く行けばメダルを手にできるところまで、ステップアップしていたんですね。そこまでの実力をつけていたことを見抜いて上げられなかった。だから、ごめんなさい。



 ボールポゼッションだけでなく、試合内容でも、決定的チャンスの数でもドイツを上回った。唯一、劣っていたのはゴールの数だけ。タイムアップと同時にピッチへ倒れて、ガッツポーズをしたドイツの選手たちの姿を見ても、なでしこジャパンがどんな試合をしたのかは明らかです。このゲームを、実力負けと抗弁するのは、あまりにもナンセンスです。

 メダル以上なんて、そんな言葉はいらない。

 ラッキーな銅メダルはもちろん嬉しいけれど、アンラッキーな4位には別の誇らしさがある。この先のことを考えると、いろんな意味や価値のある大会だったと思います。そして、メダルを手にできなかったことも全部含めて、大会全体をしっかりと振り返ることができる。そんな試合内容であり、ゲーム運びであり、ファイティングスピリットだったと思います。



 だから、もう一度。

 世界4位、おめでとう。

| オリンピック | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0)
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