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タコのパウル君

  U-20女子ワールドカップのグループリーグもいよいよ大詰め。日本とイングランドのゲームを前に、天才予想師・タコのパウル君に勝敗を予想してもらおうと、わざわざ試合当日、オーバーハウゼンのシーライフ水族館に向かいました。

 前日は、アウグスブルグで2試合取材後、ICEを3本乗り継ぎ、7時間かけてビーレフェルト入り。ホテルについたのが深夜1時だったにも関わらず、6時前に起きて、15分で朝食をかき込み、快速列車に乗ってオーバーハウゼンを目指す金子カメラマンと私です。

 オーバーハウゼンでは最寄りのバス停に向かうバスを乗り間違い、また、そのバス停からの道に迷いながら、30分近く歩きます。カメラ3台の重装備をした金子カメラマンにとっては、苦行そのもの。帰りの電車の時間を気にしながらの綱渡りを続けました。

 そして、ようやくシーライフ水族館に到着したものの、そこはドイツでも老若男女を問わず、人気者のパウル君。既に館内には入場制限がされており、15分待ちと、中に入るのも一苦労。扉が開くと同時に、人込みをかきわけて前へ進みます。珍しい魚たちには目もくれず、目指すはパウル君の水槽のみ。

 そして、目的の水槽発見。さっそく、金子カメラマンが朝早くにホテルのビジネスセンターでプリントした「JAPAN」「ENGLAND」の紙を水槽の前にセッティングして、準備は完了。さあ、パウル君はどっちを選ぶか?

 

 しかし、水槽の中に目を凝らしたところ、パウル君の姿がどこにも見当たりません。タコは擬態をするので、怪しいところはチェックしたのですが……。しびれを切らして「ねえ、どこにいるの?」と尋ねると、水槽付きの係員の女の子がにこやかに答えて言うには「あの中よ。今は寝ているの」。

「え?」

 パウル君はサッカーボールの奥にあるタコ壺の中で、お昼寝の最中だったのです。


 この水族館にたどり着くまでに安くない費用と時間をかけているのに、寝ているから予想できないっていうのはどういうことだ。そう言いかけた私を尻目に、ここまでのプロセスで心と体を消耗させていた金子カメラマンは「はい、しょうがないですね。パチパチ」と、シャッターを2枚切るとすぐに撤収準備にかかります。

 

 結局、予想を放棄された形の我々でしたが、このゲームは日本が3対1で勝ったものの、メキシコ対ナイジェリアが引き分けになったため、イングランドと共にグループリーグ敗退となりました。パウル君が「そりゃ選べないさ。だって、どっちも勝者じゃないんだから」と呟いていたかどうかはわかりません。


西森彰

| 取材現場から | 04:20 | comments(0) | trackbacks(0)
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